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適切な“ノー”こそ自と他を守る鍵 あの人との境界線の引き方 セラピストのためのバウンダリーの教科書発売

11月7日に全国書店にて他者との関係性における距離感に悩むすべての人が良好な対人関係を築くためのガイドラインとなる日本初の目には見えない自と他の間の境界線線引きの実用書『あの人との境界線の引き方 セラピストのためのバウンダリーの教科書』(一般社団法人HITキャラクトロジー心理学協会代表理事山本美穂子、BABジャパン、1650円)が発売されます。

「“ノー”を伝えたら相手を傷つけてしまうのではないか?」多くの人が人間関係においてこの疑問に行き当たったことがあるだろう。プライベートの人間関係のみならず、仕事の場、特に対人サービス職に就く多くのクライアントから著者はこのような悩みの相談を受けてきた。この悩みの根本は、どこまで相手が自分に踏み込んでくるのを許していいのかわからない、逆に自分がどこまで踏み込んでいいのかの基準が不明瞭であるためだ。

個人より集団の意思が尊重される“ムラ”社会的な意識がいまだに強い日本では、世界的に見ても特にこの基準が曖昧で、モラハラ・セクハラ・パワハラといった人間関係において他者の気持ちを慮ることのない言動がもたらす弊害が後を絶たない。また、対人サービス職においては、この基準が曖昧であるほど相手からの依存と相手への過度な奉仕を生み、その結果として精神的な疲労と最悪の場合関係性の破綻を迎えることとなってしまう。

これを防ぎ、クライアントや友人、パートナーといった他者との関係を心地良く良好なものとしてくれるのが、本書で取り上げている、自分と他者とを分ける“バウンダリー=目には見えない境界線”の概念とその線引きの方法である。

“バウンダリー”に関しては、これまで日本でも専門書が刊行されており、中でも『境界線(バウンダリーズ)』(ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント、地引網出版、2004年)、『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』(おのころ心平、同分舘出版、2018年)は知られているが、両書ともにバウンダリーの概念の説明と注意にとどまり、根本的な原因の明示と解決へのアプローチは残念ながら記されていない。

著者は、NASAの宇宙線研究者から世界的ヒーラーとなった米国バーバラ・ブレナン・スクール・オブ・ヒーリングの創立者であるバーバラ・ブレナン女史に師事、その際もっとも大きな衝撃を受けた欧米式バウンダリーの概念を、日本人向けに編み直すべく2万件を超えるセラピー臨床や文献を通じ、18年以上に渡って調査研究を続けてきた。その集大成としてまとめられ、セラピストやカウンセラー、介護や看護の仕事など対人サービス職に就くすべての人が共通して持つ悩みの根本原因をずばり指摘し、どうすればそれを解決することができるかを具体的に示した実用書が本書である。

介護やセラピーの現場での実際のケースやQ&Aを豊富に揃え、読者が今現在抱えている問題の解決に向けどうアプローチすればよいかがすぐにわかるよう具体的に記されているため、対人サービス職のみならず、プライベートでの友人やパートナー、家族との関係において距離感の取り方がわからず失敗してしまいがちな人にも汎用的に活用できるよう構成されている。
また、バウンダリーを体感できるワークも収録されているので、概念を知識で学ぶだけでなく実際に体の感覚を通してバウンダリーを理解することができるのも特徴だ。

「“ノー”を伝えたら相手を傷つけてしまうのではないか?」この疑問の答えが“ノー”であること、むしろ“ノー”を伝えないことこそが相手を傷つけ自分を傷つけることにつながるということを、本書を読み進めるごとに読者は理解していくだろう。

生きている限り、誰もが避けて通れないがゆえに悩みも深くなりがちなのが人間関係であるが、対人関係の悩みの根本原因と解決のためのアプローチを本書で知り、実生活に持ち込むことで、自分と他者との間にすっきりと健全な境界線を線引きし、人間関係を良好に保つことができるようになる。それによって人生がより自分らしく、幸せなものとなることは間違いない。

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