ハートインタッチアワード

自分が変わる 周りが変わる 世界が変わる 大賞受賞 夢草家 Naoko

ハートインタッチアワード2020
「自分が変わる 周りが変わる 世界が変わる」大賞作品

応募エピソードの資格 : SASプラクティショナー

夢草家 NAOKO
夢草家 Naoko

クライアントさんの成長とご自身の成長を綴ったレポート

フリーで仕事をしていた少し昔の話になります。

もう死期を目前に迎え、死への恐怖と恐れの中に居た人がいました。
わたしには、なにもしてあげれることはないけど、時間の許す限り、一緒にそばに居てあげたいと思い、その方の元へ通う日々がつづいていました。

最初は、拒否とののしりでしたが、
気づけば、
たわいのない会話になり
SASポイントをみつけ、ゆるゆるとした会話のなかで、過去の記憶をたどっていくようになっていきました。
問題視していたSASポイントとおなじような出来事を過去にたどっていき、ある瞬間に、その人のなかの過去のとっても傷ついた瞬間をみつけ、うごけなくなっているその人をみつけます。

その場所に、気づいた瞬間、その人は、死の恐怖の因子のちいさなちいさな一つを、手放されます。

なかには、そこ~~~~!!!と、ふたりで、ケラケラ笑って、誤解に気づき、手放すこともありました。

まったりとしたとても、しずかな時間のなかを、過去へ過去へとタイムトラベルします。
その方の記憶と、平行して、わたしのなかの過去や傷の在り処にもたどりついていきます。

あなたの傷の場面で、わたしは、こんな傷を抱え、泣いていた
そんなセッションにはならないSAS的なたわいのない話をすすめる日が何日か過ぎました。

ふと、我にかえると、彼はもう、暴れたり叫んだりされることもなく、とても、おだやで、静かに、自身の記憶をたどる旅をされていました。

ただ、地図もなく、旅に出かけられると、旅先で困ってしまい、立ち往生されることが、多々ありました。

そこで、ある日わたしは、SASのテキストがその方の宝の地図になると思い、SASレベル1講座をすすめました。

「こんな宝の地図をお渡ししますよ」と、
そして、この地図やあんちょこの利用法はもちろん、使い方を丁寧にお伝えしますと、お約束し、SASレベル1講座を受けていただく運びとなりました。

さて、講座は、日数を決めず、丁寧にテキストを読み解き、自身の体験をすごろくのように、あてはめ、コマを1つずつすすめていきました。

テキストをその方にお渡ししたあとは、
ずっとベットサイドにテキストが置いてありました。

SASのやりかただけ、見やすい版にして、お渡ししたにもかかわらず、枕元にはいつも、テキストがありました。

こうやって、その方は、わたしが尋ねるのを話したいことがいっぱいある子供のように、待ち、顔をみると、ニコニコと自分がやってみたSAS内容を聞かせてくださるようになりました。

結局、SASレベル1の修了書を待たずして、旅立たれたと記憶します。

御棺のなかに、そっとSASのテキストもいれさせていただきました。

このお客様との時間を通じて、また、この方が安らかに永眠されたことで、わたし自身の死への恐怖もすこしだけ小さくなりました。

そして、最期の瞬間まで、
ひとは変わる、未来が変わるんだなあと、すごく思えるようになりました

この方と出会い別れるまでは、
長いようだけど、ほんの数日のできごとです。

ちょっと主旨からずれているかもですが・・・・

私自身、このクライアントさんに、出会えたことで、死への恐怖が少しゆるみました。いつからでもいい、たとえ死の目前でも、そこで、なにかに気づき、そこにある傷を癒せても癒せなくても、世界は変わる。
死後の在りかたが変わる そんな風に、思えるようになりました。

どうしょうもないと諦め、怖いけど、なにもできないで、恐怖に怯えながら死ぬぐらいなら、たとえSASの1回でも、できる自分でありたい、あらなきゃと、このクライアントとの出会いで気づきました。

遠い記憶です

 

-ハートインタッチアワード

Copyright© 一般社団法人 HITキャラクトロジー®心理学協会 , 2021 All Rights Reserved.