報道関係者各位
2020/09/30
一般社団法人HITキャラクトロジー心理学協会
いじめ・仲間外れ・村八分を日本からなくす
大人も子どももゲーム感覚で使えるいじめ防止システム開発計画

HITキャラクトロジー心理学協会(山本美穂子理事長、愛媛県松山市)は誰もが当事者になり得るいじめ問題において解決に向けて今自分が取るべき行動がわかるゲーム感覚のシミュレーションシステムの開発をスタートするため10月9日よりクラウドファンディングサイトCAMPFIREにてクラウドファンディングに挑戦し2021年夏の完成後は全国の小中高校へ頒布し問題発生時にすぐに使える態勢をすべての教育現場に整えることを目指している。
目次
なぜ、今「いじめ」問題なのか〜コロナ禍で噴出した他者への過剰な干渉、異分子の排除
かつていじめの現場といえば学校であり、いじめの当事者、つまり“被害者”も“加害者”も子どもであるとされてきた。しかし現実には、学校だけでなく会社や地域コミュニティ、また家族という最小単位のコミュニティにおいてもいじめは発生する。特に今、コロナ禍に揺れる日本国内において、多くの人がこれを認識するところとなったのではないだろうか。
いじめの構図〜被害者、加害者、そして傍観者のトライアングル
さらに、これまでは「いじめ」の当事者とは“被害者”と“加害者”の二者のみであると考えられてきたが、現在では、ここに“傍観者”というもう一つの要素があって初めて「いじめの構図」が成り立つと考えられている。
教育先進国フィンランドでは、この三者から成るいじめの構図をロールプレイングやシミュレーションゲームを通して体験し、自分が取るべき行動を学ぶことのできる学習プログラムKiVaプログラムが全国の義務教育を行う学校の約90%で導入され、いじめの減少や子どもの心の安定、対人関係の改善に効果を上げているという。
いじめの構図を紐解くポイントは幼少期の家庭内での役割にある
HITキャラクトロジー心理学協会が開発の準備を開始したのは、この「いじめの構図」のさらに下にある、“被害者”“加害者”“傍観者”が生み出されることとなった背景に焦点を当てたシミュレーションシステムである。
多くの心理学が提唱しているように、キャラクトロジー心理学もまた、現実で直面する問題や悩みの多くは幼い頃の親との関係や家庭内での力関係の中で体験したことに端を発しているという観点から解決方法を探っていく。そのため、いじめ問題に関しても、幼少期に家庭の中でどんな体験をし、どんな役割を担い、親からどんな言葉を向けられてきたかによって、将来的に「いじめの構図」の中で“被害者”になる可能性が高いか、“加害者”あるいは“傍観者”になる可能性が高いかが決まると考える。
多くの体験談をもとにシミュレーションのシナリオを制作
しかし、“被害者”が常に被害者であり、“加害者”が常に加害者であるのかというとそうではない。たとえば幼少期の家庭環境において、親との関係においては“被害者”の役割であったとしても、兄弟との関係においては“傍観者”であることも大いにあり得るからである。そのため協会では、協会員をはじめ一般にも広くいじめ体験談を募集、「いじめた」体験、「いじめられた」体験、「傍観者であった」体験が58通寄せられた。
これらの体験談をもとに、その下にある幼い頃の共通の体験や親からの言葉をインタビューを通してまとめ、現在、シミュレーションのためのシナリオを制作中である。
シミュレーションシステムで「今、自分がすべき行動」がわかる
シナリオは、被害者・加害者・傍観者別の「今の気持ち」とその下にある「子どもの頃の体験」「現状からの未来予想図」、続いて「新しい選択肢の提示」「新しい選択肢を選んだ場合の未来予想図」、最後に「三者ともに新しい選択肢を選んだ場合の新しい世界」をシミュレーションシステムを通して体験できるよう構成。教師や親など子どもをケアする立場にある大人といじめの渦中にある子ども本人の両方に対応できるよう、ケース別にアニメーションが展開する形式のシステムを開発予定である。
ケアする立場の大人は、システムを使うことで被害者・加害者・傍観者それぞれの子どもたちの気持ちとその背景がわかるため一歩踏み込んだ個別のケアが可能となる。
また当事者の子どもは、システムを使うことで、それまでの自分の選択肢にはなかった相手への理想の対応法がわかるので、どうすればいいのかわからなかった現状を変える一歩を踏み出す勇気が持てる。
全国の小中高校で困ったときにはすぐに使える態勢を整えるのが最終目標
2020年10月よりシミュレーションシステムの開発を開始、本年中にシステムの仕様を決定し、システム完成・運用開始は2021年夏を予定。また10月9日からはクラウドファンディングに挑戦し、協会理事長の著書や講演会開催権、またシステムのエンドロールへの名前掲載等をお礼の品として、開発費用の一部の支援を一般に広く募ることにしている。
誰の中にも「いじめの構図」の種はある
冒頭で挙げたように、会社や地域コミュニティにおいて仲間外れや村八分といったいじめがなくならないのは、幼少期の家族との関係性の中で知らず知らずのうちに培われた「いじめの構図」が成長してもなお作用し続けているからに他ならない。
この禍根を断つためにも、今を生きる子どもたちが自分の心の中の「いじめの構図」に気づき、この構図を終わらせ新しい未来を築いていくサポートを、このシミュレーションシステムと協会の活動を通して提供していきたい。
HITキャラクトロジー心理学協会理事長 山本美穂子 著書一覧
既刊
『あなたの人生を劇的に変える キャラクトロジー心理学入門』(日本実業出版社、2018年5月17日)
『“あの人”との境界線の引き方 セラピストのためのバウンダリーの教科書』(BABジャパン、2019年11月7日)
新刊
『どうして言いたいことが言えないの?〜人間関係がラクになる“正しい境界線(バウンダリー)”の引き方』(2020年11月10日、大和出版より発刊予定)
クラウドファンディング(10月9日午前9時より) 特設ページリンク
STOPいじめプロジェクト・クラウドファンディングページへはここをクリック
(公開前はこちらの限定ページから概要をご覧いただけます)
| 問い合わせ先:
一般社団法人HITキャラクトロジー心理学協会 愛媛県松山市北条辻1265番地2 TEL 050-1111-2246 Website: http://characterogy.com Email:info@characterogy.com 担当者:白田万里子 |













そもそもエッセンス(良いところ)の塊である私たちは、幼い頃のささいで偶発的なできごとや繰り返し体験するできごとを通して、自分のエッセンスを悪しきものと誤解してしまいます。残念ながらこの誤解は成長の過程で避けることのできないもので、ゆえに私たちの誰もが、違った体験から同じ傷を持ち、その強さや深さ、体験の内容の違いが人格となって現れます。ただ、ここで注意すべきなのは、現在の人格は「本来のエッセンスを悪しきものと誤解した」状態のものだということ。
私たちは誰しも、この世に生まれ育ち、大人になってから今までの全ての経験に基づいて現在の選択のすべてをおこなっていますが、「三つ子の魂百まで」のことわざ通り、さらにその根幹を成すのは子どもの頃の環境や体験です。
この世に生まれ、誰かを好きにならない人はいません。そして、好きになればなるほど悩むことや傷つくこと、腹の立つこと、悲しくなることも多くなるものです。なぜなら私たちは、恋する相手に幼い頃両親とのあいだに起こった満たされなかった体験を無意識に投影しているからなのです。
自分と自分以外の人を分ける目には見えない境界線、それをバウンダリーといいます。
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自己啓発や心理学の学びは深めたし、スピリチュアルなセッションも受けている、なのに現実がどうも変わらない……そんな方はいらっしゃいませんか。

愛媛県松山市のハートインタッチヒーリングセンター。目の前に穏やかな瀬戸内海を望み、山本美穂子がどこまでもこだわりぬいて造ったセンターです。セッションや講座等の会場としてのレンタルも可能で、セミナールームのステンドグラスは必見。